Nend Community News 2024-3月号 電子版
「今月の言葉」
“好かれる人” というのは “わかりやすい人” のことです。人が一番避けるのは、言動や感情を他人に見せないわからせない人です。
───anonymous
トピック「2024年度入試報告」
2024年度入試結果報告
藤沢西(2)、大磯(1)、伊勢原(2)、平塚翔風(1)、平塚学園(推薦1, 専願1, 併願1)、湘南工科大付属(推薦1)、向上(推薦1)
以上11名 おめでとうございます
今年度も公立受験者よりも私立推薦・専願の子が多くなりました。私立は見方によってはコスパに優れているため、選択肢の1つに加えてもいいのではないでしょうか。今年度は鶴嶺を受験されたお子さんが残念ながら第一志望合格となりませんでしたが、最後までがんばってくれました。
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昨日の合格発表をもって2024年度入試が終了いたしました。今年度の入試は各教科とも問題の難易度が上昇し、昨年度の五教科平均(292.8点)から15~20点程度は下がるものと思われます。本記事ではスクールの今年度入試の結果をふまえて総括を行いたいと思います。
(1) 英語の基礎固めをどこで行うか
今年度は英語が弱い子が多くみられたため、夏期講習では例年の[長文を20本和訳する]という内容から[文法復習+長文(やさしめ)10本和訳する]というものに変えました。結果からいえば、効果はあまり見られませんでした。英語が苦手な子は夏期講習内で英語の基礎を身につけることは難しく、自宅学習などで自主的に復習していかなければ、いくら講習を行っても無駄になるように感じます。やはり講習では高い学習内容を設定し、英語の基礎固めについては各生徒がどこで・どのタイミングで行うかを考えてほしいと思います。
(2) 理科・社会の大切さ
入試で合否を左右するのは英語・数学ではなく、圧倒的に理科・社会です。理科と社会を一・二年生の間にどれだけ授業をしっかりと聞き、知識として定着しているかが点数に表れます。特に途中入塾されたお子さんが入試で非常に苦労されることから、夏期講習時点でどのように復習と問題演習のバランスをとるかをスクールとしても考えなければならないと思います。
(3) 入試への早期意識づけ
毎年入試を終えた三年生へのアンケートで「もっと早く勉強しておけばよかった」の声が聞かれます。定期テストが終了して成績の出る12月から入試勉強を始めると実質2.5か月しかないため、入試の勉強が間に合わないお子さんが出てきます。今年度はスクール外模試を4回取り入れ、入試への早期意識づけを行ってきましたが、来年度はより早く入試に取り組んでもらえるようにしたいと思います。
「ねんちる」第193段
Xちゃんは小5でお預かりしたのだけど、わがままで勝気で大変だった。旅行に行っておみやげに八つ橋を買ってきて、子どもたちに配ってあげると「あんこ嫌い!食べられない!」という。ゴメンねと謝ると「代わりになんか買って来て!」わがままは気弱な性格の裏返しとわかっていても辟易させられた。友達に対しても当たりが強く、Xちゃんは常にグループのボス的な立場にいた。
しかし、家庭の事情があって苗字が変わることになると一転いじめられる側にまわった。ちょうど入試と重なる時期で、みんなが競い合い、励まし合いながら受験勉強をしている間、孤独な勉強を強いられた。第一志望には受からなかった。
辛い経験ではあったと思うが、Xちゃんは優しく穏やかになり、人に感謝をするような子になった。高校卒業後は看護の道に進むという。幸せになってほしいな。