大磯高校
2020/11/20
大磯高校は旧平塚学区の2番手校、いわゆる準トップ校である。海を望む風光明媚な立地にあり、校風はおおらかで生徒の自治が活発である。「磯高生」であることを誇りに思い、磯高を愛する生徒がとても多いのだ。
しかし進学実績については物足りないものがある。MARCH以上の進学実績は、旧制学区内トップ校の平塚江南が130%(のべ人数)であるのに対し、磯高は35%にとどまっている(2016年度)。大磯高校を受験するに足る十分な内申を持っていて、かつ強く進学を希望する場合には、平塚学園(進学)や、日本大学藤沢などの単願のほうがより現実的かもしれない。大磯高校もようやくこの現状に気づき、数年前から懸命な試みを続けている。進学実績がどのように伸びていくかは今後も注視しなければならない。
ともあれ、学校生活については磯高は充実した楽しいものになることは保障できる。勉強するかしないかは自分次第であるから、あなた自身が「大磯高校で自分はがんばっていこう」という確かな気持ちで入ってくれれば、今後の磯高がよりよく変わっていくことは間違いない。
【受験情報】
内申の目安は93~105程度。96より下の内申で受ける場合はチャレンジだが、実際には内申80台からの受験者も多い。入試で少なくとも300点オーバーを目標にしたいが、内申次第だが280点程度でも合格の可能性はある。競合校は少し上だと秦野、藤沢西、同レベルで鶴嶺または伊志田、少し下げると茅ヶ崎か。これらの高校とは、進学実績、指定校の数、学校をあげてどのような方針で指導をしているかを十分に比較検討してほしい。