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入試倍率と志願変更について

      2017/02/08

入試倍率について

神奈川県入試では、1月下旬に公立高校の出願を受け付けたのち、倍率の発表を見てから1度だけ志願変更ができます。
神奈川県公立高校の全体の倍率は、2013年度からの共通選抜では、ほぼ1.18倍で横ばいに推移しています。
受験校がこれよりも高い倍率であれば、入試はきびしいものになるといえるでしょうし、これよりも低い倍率であれば、少し楽になるといえるでしょう。

倍率”1.18倍”とは、わかりやすくいうと『100人合格できるところに118人来ている』ということです。『118人中18人落ちる』と言い換えてもいいでしょう。
倍率”1.24倍”なら、『100人合格できるところに124人来ている』(=『24人落ちる』)
倍率”1.03倍”なら、『100人合格できるところに103人来ている』(=『3人しか落ちない』)
倍率”1.00倍”なら、『100人合格できるところに100人来ている』(=『誰も落ちない・定員ピッタリ』)
となります。

倍率”0.98倍”なら、『100人合格できるところに、98人しか来ていない』ことを表し、これを「定員割れ」といいます。
ある高校が「定員割れ」を起こすと、正規の方法では入学できないであろう低い内申の生徒たちが殺到するため、高校としてはぜひとも回避したいところです。
(公立高校入試は、「落とす」ための入試ではありません。「定員割れ」を起こしている場合、たとえオール1の内申であっても、高校側としては「落とす」ことができません。)
受験する中学生にとっては、倍率が低いほうがうれしいですし、定員割れを起こしている場合には合格が確約されたことになるため、とてもラッキーなことです。

志願変更について

倍率が高い場合に、志願変更をするかどうかは悩みどころです。低い倍率を狙って志願変更した先が、同じ考えを持つ人が殺到して思わぬ倍率に跳ね上がることもあります。
ただ、1つみなさんに言いたいことは、
『倍率は、あなたの合格の確率を表すものではない』
ということです。

たとえば、受けたい高校の倍率が1.20倍だったとしましょう。120人中100人受かるわけですから、確率としては100/120=5/6です。悲観的な人は「1/6で落ちる」と考えるでしょう。
サイコロを振る確率であれば、「1の目がでたら不合格。それ以外なら合格」といったところでしょうか。

しかし受験はサイコロで合格・不合格を決めるわけではありません。「サイコロで1が出る確率1/6」は、誰がどういう力を持っていたとしても変えられませんが、受験では自分の勉強次第でこの1/6をいくらでも変えることができるのです。

もしあなたが「志望校に絶対に行くんだ」という強い意志を持って勉強するなら、倍率いかんにかかわらず合格する「確率」は限りなく100%に近づくでしょう。倍率など問題にはなりません。

志願変更は受験テクニックの1つでもありますから否定するものではありませんが、数字に踊らされてオタオタしないように、しっかりと学力固めをしてください。

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