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二宮高校

      2020/11/19

二宮高校は、10~15年ほど前は内申90程度が受験者層の中堅校であった。学区制をしいていた当時の神奈川県入試では、同じ平塚学区には偏差値上位から順に平塚江南、大磯、大原、そして二宮と続き、五陵ヶ台、高浜、神田となっていた。
のちに大原は平塚中等教育学校と変わり、五陵ヶ台は募集を停止し神田と合併して平塚湘風となる。この数年で平塚の高校も様変わりした。
学区制をしいていたころは、二宮高校もそのブランドを維持していたが、学区が撤廃され全県学区となると、地理的に通いづらいことが敬遠され、徐々に偏差値を落とすことになる。現在は高浜よりも偏差値的に低い高校という位置づけである。
しかしながら、中堅校として積み上げてきた実績や伝統があり、進路指導に関しては経験豊富で、地元二宮では支持が高い。競合校である高浜や伊勢原などとは、指定校の質や数、カリキュラムや校風を十分比較し、検討してほしい。
平塚市内から通うには、平塚駅まで自転車、東海道線で二宮駅、二宮駅にもう一台自転車を買っておき、自転車で二宮高校まで。雨の場合には二宮からバス、というパターンが定番だろう。

【受験情報】
受験者内申は75~81程度。入試では200点オーバーが目標であるが、170点程度で十分合格圏に達するだろう。二宮は第1・第2次選考ともに内申重視型である。内申重視型を選ぶ高校の特徴は、「問題児を排除したい・まじめな質のいい生徒が欲しい」との意志の表れである。人気が薄いため倍率が例年低めであるが、しっかりと入試に備えたい。

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