進学塾nend

Nend Community News 2022-4月号 電子版

   

「今月の言葉」

僕が偉そうに人に話してることは全部、これまで僕ができなかったこと

───松岡修造

トピック「授業の受けかたを変えてみよう」

新年度を迎え、今年こそ勉強をがんばっていこうと思っているお子さんも多いことでしょう。今回は当たり前とも思われる、授業の受けかたとノートの取りかたについてお話しします。

学校で授業を受けるときには、椅子の背もたれにもたれずに、机の上にひじを乗せ、身を乗り出す姿勢で聞いてください。背もたれにもたれるとメモを取るなどの行動がワンテンポ遅れますし、リラックスしすぎて眠くなってしまうからです。また、顔を先生のほうへ向けて、うなずきながら聞くようにしてみましょう。不思議なもので、人間の心は自分の体がとる行動に左右されます(たとえば、人は口角をあげたままで、悲しいことを考えることはできません。実際に試してみましょう)。うなずきながら聞くと、不思議なことに自然と先生の話すことが理解しやすくなります。話をしている先生の側からも、うなずきながら聞く子は視界に入りやすくなり、好印象を得られやすくなります。

黒板にあまり書かずに、教科書やプリントによる説明が中心となるような少し退屈な授業では、マーカーペンなどで大事な部分をチェックしながら聞くとよいでしょう。マーカーは、ピンク(最重要)、青(暗記事項)、黄色(理由や、補足事項)などのように自分で色を決めて塗ると、頭の中で瞬時に(これは青のほうがいいな)(これはピンクだな)などと判断しながら作業できるため、脳がよくはたらき授業に退屈しません。

また、ノートやメモをとる場合には、重要な用語だけを書くのではなく、どうしてそうなるのか、それはどういったものなのかという理由や原因、定義をあわせて書きましょう。「酸化」(=酸素と化合する化学変化)「承久の乱」(=後鳥羽上皇による鎌倉幕府への反乱)などのようにメモします。
その場で理解しづらいことや、疑問に感じたことは、ノートに「be made in←be made of とどう違うのか」のようにメモを残すか、「」マークだけでもいいので書いておくことが大事です。疑問に思うことはとても大切で、それを「わかった」に変えることが本当の勉強です。授業内の説明で自然と疑問が解消することもありますし、解決しなければ授業終わりに質問に行ってもいいでしょう。

受動的な姿勢ではなく、自分から積極的に授業に参加することで、勉強は楽しくわかるようになりますよ。

トピック「ねんちる」vol.170

先日TちゃんとEちゃんが2人で来校。「僕たち私たち結婚しました」との報告。
Tちゃんは野球部の男の子(顔立ちがかわいいので、昔からちゃんづけで呼んでいる)。地元の準トップ校から日体大に進学し、すっかり精悍な顔つきになった彼は、スクールでも4年間スタッフとして社会を教えてくれた。今ではトップ進学校の体育の教師をしている。
Eちゃんはとてもきれいな顔立ちをしていて、中学生のときからぱっと人目を引くような華やかな子。なのに嫌味なところが一切なくて、思いやりにあふれた優しい女の子。高校生になってもスクールに通い続けてくれた。

TちゃんとEちゃんはうちのスクールが縁で結びついたという。中学生から知っている小さな2人が家庭を持つなんて本当に不思議な気持ちがする。Tちゃん、Eちゃんを幸せにしてあげてね。

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