Nend Community News 2022-3月号 電子版
「今月の言葉」
相手が何と言ったか、を思うとケンカになる。 相手は何を言いたかったんだろう?を思うとそんなにケンカにならない。
───anonymous
トピック「2022年度入試報告および総括」
2022年度入試結果報告
海老名(1)、秦野(1)、藤沢西(2)、西湘(1)、大磯(2)、伊勢原(1)、高浜(1)、平塚学園(3)
以上12名 おめでとうございます
スクールの半数以上のお子さんが準トップ校以上の高校に進学されました。平塚学園は私立専願のお子さんが1名と、残念ながら第一志望に合格できなかったお子さんが2名含まれます。近年は学費支援がある私立の人気が高まっています。しっかり併願をかけたうえで、偏差値の高い高校を受験することが、トータルで考えてプラスと言えます。みなさん本当にお疲れさまでした。
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2022年度入試が終わりました。昨年度に引き続きコロナ禍での入試となりました。今年度は学習指導要領の変更による教科書改訂もあり、子どもたちにとっては大変な入試だったと思われます。今年度の入試問題について所感を述べたいと思います。
【英語】全体的な構成は例年と同じです。新しく学習指導要領に盛り込まれた「現在完了進行形」「仮定法」「使役動詞のmake」が登場しました。
【数学】今年度は拾える問題(解ける問題)が少なかった印象です。新しい学習指導要領の単元(箱ひげ図など)は出ませんでした。また、数値をマークシートで答えさせる形式が今年度より導入されました。
【国語】漢字の読みがこれまでの記述式から選択式に変わりました。また、問題の形式の変化(古文が問2から問4に移動、文法問題が問3の説明文の設問内に移動)など、いくつかの変更がありました。古文が難しめでした。
【理科】例年より簡単になりました。新しい学習指導要領の単元として金属のイオン化傾向が出題されました。
【社会】平均点が約14点も上昇した昨年の入試問題から、例年通りのレベルに戻した印象です。「人間の安全保障」など、新しい文言が登場しました。
今年度もスクールでは設備や教材の改善に取り組みました。
主なものとして、送り迎えの車を新しく、これまでより大きいものにしたことが挙げられます(これは子どもたちが大変喜んでくれました)。また、スクールの照明をすべてLED電球に交換し、明るく学習しやすい環境にしたこと、エアコンおよびホワイトボードの入れ替え、事務所内の床の張替えなどを行いました。
また、昨年に引き続きスクール外で外部講師の指揮による模試の実施や、新しい入試補助教材(「地理まとめノート」「英語長文問題80」)も導入し、入試態勢を充実させました。
トピック「ねんちる」vol.169
目立つため誤解されやすく、正直すぎて損をしている、という子がいる。傷つきやすく、気分屋で、情に厚く、でも口が悪い。そういう子は母親の愛情に飢えている。そして自分が求めて得られなかった愛情を、他人に求めて傷つくことになる。
Aちゃんはそういうタイプで、テストの点はいいが、先生に好かれないため成績は低く、茶髪でピアスなため、よく生徒指導を受けていた。それでも一生懸命勉強して、念願だった平塚江南に合格したときが彼女のピークだったと思う。勉強がつまらなくなって一年で留年し、そのあと学力の低い私立高校に入りなおした。すぐに学年トップになったけど、結局そこにも居場所を見出せず、中退。最後に会ったとき深夜の牛丼屋さんでバイトしていて、腰に大きな蝶のタトゥーを入れたと話してくれた。
25年前のこと。今は何をしているだろう。