進学塾nend

春のまま

   

そうさ!
君の手は もう秋の中
ふたりを連れて行く
胸の中は 春のまま
想い出に溢れてた
(「春のまま」詩人の血)

今日は卒業した中学三年生の子たちが、入試の開示得点を知らせにきてくれました。

この時期の卒業生は、高校に入るまでのヒマな時期(ある意味モラトリアムといえるかな)を持て余していて、この時期の春めいた暖かい日差しと、少し冷たい風と、梅や名前の知らない花の香りににつかわしく、希望にあふれてりりしく立派に見えます。

平塚は公立志向の強い土地柄で、どこの高校に入ったか、ということが近所でも話題になります。それゆえ高校がある意味「ゴール」のように思われているふしがあります。
お母さま方と話していると、
「さすがに高校生になったら、勉強について口出しはしません。自己責任ですから」
「高校生になったら携帯代くらいは自分で稼いでもらわないと」
といった言葉が聞かれますが、(いや、それは違うでしょう…。)と僕は思うのです。

中学校で一生懸命塾に通って勉強し、高校になったとたん勉強から離れてしまうのでは本末転倒です。どの高校に入ったかは、社会では全く評価されません。たとえ平塚江南高校に入ったとしても、卒業して進学しなければ社会的には高卒でしかありません。むしろ高校でこそ、塾なり予備校に通う必要があるのではないでしょうか。NHKの調査では、高校生800人のうち、授業についていけないと感じたことのある生徒の割合は87%にも達するそうです。

ともあれ、卒業生の子たちは高校から与えられた入学前課題にしっかりと取り組むつもりでいるようです。しっかりと頑張ってほしいな。

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