進学塾nend

Nend Community News 2015-6月号 電子版

      2019/10/08

「今月の言葉」

開成高校の先生が保護者会で言ったという言葉。
『男の子は親を何度となく裏切ります。だから親は早く「監督」から「観客」になってください』けだし、名言。

トピック「やる気はどこから出てくるの?」

「健全なる精神は健全なる身体に宿る(A sound mind in a sound body. ここでのsoundは、形容詞で【健全な】の意)」
とかく体が疲れていたり、病気のときには心も疲れるものです。反対に心が疲れるときには、運動不足であったり、血流が悪くなっていたりというのもあるでしょう。

心と体の疲れのバランスが悪いと、睡眠障害を引き起こしたりもします。
夢遊病というのは、「意識が寝ていて体が起きている状態」であり、金縛りというのは「意識が起きていて、体が寝ている状態」をいいます。うつ傾向にある人は、長時間睡眠を取ることが多いという調査もあります。
いずれにせよ、現代社会では、心のほうが疲れることが多いのは確かですから、心と体の疲れのバランスを取るためにも、積極的に運動をしたほうがよいでしょう。

体を動かすことで前向きな意識にスイッチが入る、というのは経験がおありでしょう。やる気というのは、出るのを待っていても出るものではありません。仮に急にやる気が出てきたとしたら、それはやる気とはいいません。単なる気まぐれです。嫌なこと、やりたくないことほど、まず体を動かし、日々の生活の中にルーチン化することが大切です。

たとえば勉強の場合には、毎日必ず学校の勉強の復習(学校のノート・教科書を開き、授業で触れたことがら、問題をもう一度確認する、小テストの解きなおしや、プリントの整理をする)から始まり、自習勉強として、英語または数学のワークを1ページ解く、などのように作業を決めて、それを1時間程度で終わるようにします。リビングで学校であったことがらなどをお母さまと話しながらでも構いません。
勉強というのはそもそもやりたくないのが当たり前ですから、習慣化させて、「やりたくない」という意識よりも先に体を動かすようにすることが大切なのです。いわゆる「やる気スイッチ」のようなものを探していてはダメだということです。(このときお母さまの方では、「勉強時間」の管理はしてもよいですが、「勉強内容」の管理はしないようにしてください)

さて話は戻りますが、僕は毎日自転車を20分、室内ローラーでこぐ、というのを日課にしています。とめどなく汗が流れ、太もももパンパンになりますが、「苦しい・ツライ・やりたくない」という気持ちを無視して、とにかく毎日やるようにしています。最初は時速18キロ程度でしかこげなかったのですが、わずか1カ月足らずで時速32キロでこげるようになっています。また自転車で大阪まで行ける日を楽しみにしています。

トピック「ねんちる」vol.88

以前教えていたCちゃんは、とってもおバカでのんびり屋の子でした。授業中でも顔を正面に向けたままぐうぐう寝ていて、僕にげんこつを食らったり、補習をやってあげても遅刻してくるし、プリント類はなんにも整理できなくて、とにかくきれいに半分に折ることさえできなくて、だいたいポテチの油染みか、チョコレートの汚れがついていたりするもんで、前期選抜で無試験で高校に行けたからよかったものの、高校でも風が吹いたら遅刻するし、雨が降ったらお休みするしで、おまえはハメハメハ大王かってなくらいで、試験前にはわからなすぎて休みをつぶして3時間みっちり補習をしてあげて、ようやく家に帰してあげたら1時間たたずに電話かかってきて「家に帰ったら全部忘れて何もできないです」というので、近くのファミレスでその後2時間くらい追加で勉強につきあわされて、そんなCちゃんが、最近雑誌でモデルとして出ていて、そういうことしているのは知ってたけどびっくりした。

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