進学塾nend

How to make a good child

      2016/06/28

「勉強しなさい」
とがみがみいうことに、お母さま自身も嫌気がさすことがあるでしょう。
「でも言わなければ、ますますやらなくなるだけだし」
とおっしゃられるかもしれません。果たしてそうでしょうか。
スターバックスの元CEOが次のように述べられています。

「○○をしてください」という指示に対して、指示された人は○○をしようと思うだけで、それを達成すれば、あとは何もしません。強く指示すればするほど、より完璧な○○には近づきますが、決してプラスαを求めようとはしなくなる。なぜなら指示されていないからです。」

この○○に勉強を当てはめてみてください。
お子さんは「勉強をしろ」という指示に対してある程度はやるでしょう。やっているふりをするだけかもしれません。こちらの期待値の30%ほどやってくれるかもしれませんし、お子さんの性格に応じて60%ほどもやってくれるでしょう。しかし指示された以上のことはやりません。
お子さんが自ら目的をもって取り組んでくれるようにするためには、どのように指示すればよいでしょうか。

次のお話をお読みください。

ある時、村を歩いていた旅人が石を積んでいる職人Aに出会いました。旅人が「何をしているのですか?」と質問したところ、Aは「石を積んでいる」と答えました。
次に、同じように石を積んでいる職人Bに出会い、同じ質問をしてみたところ、Bはこう答えました。「壁を造っている」と。
もう少し歩いていると、同じ仕事をしている職人Cに出会い、同じ質問をすると、Cは「教会を造っている」と答えました。
さらに歩を進め、4人目の同じ仕事をしている職人Dにも質問をしたところ、Dはこう答えたのです。「私は人の心を癒す空間を造っている」と。

お子さんに対する勉強の指示が「勉強をしなさい」というものであれば、お子さんの意識はAの職人レベルにとどまるでしょう。
お子さんに「○○高校に合格しなさい」と言っているのなら、職人Bレベルの意識は持っているかもしれません。
それ以上の意識を持たせるには、お母さまはどのようにお声がけをされますか?

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