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平塚湘風高校

      2020/11/20

平塚湘風は、平塚市田村にある単位制普通科高校である。
もと神田高校というような紹介はよくないだろう。五領ヶ台高校との合併再編により旧来のイメージを払しょくして、秩序ある規律正しい校風を守ろうと、多くの先生方が尽力してくださって今があるのだ。
しかしながら、授業レベルの向上や進学実績の改善にはいまだ苦労が多いようだ。
単位制普通科とは、それぞれの生徒がそれぞれの得意なことや興味のあることを任意にカリキュラム化できる、というのが本来の趣旨である。しかし、学力的にあまり高くない生徒たちに積極的な選択学習をさせることも難しいのであろう。単位制というよさをイマイチ生かしきれずに、いわゆるフツーの普通科高校となんら変わらないのが現状だ。非常にもったいない。
平塚湘風に通う生徒も落ち着いたきちんとした子たちが多い。今後は平塚湘風というブランドの確立を期待したい。

【入試情報】
近年は倍率が低迷し、これにともなって内申と偏差値が低下している。選考に関しては、(内申:学力検査:面接)=4:3:3 と、他の高校にくらべて面接の割合が高くなっている。平塚湘風は素行の悪い生徒は極力排除したい、という意思が強くみられ、茶髪やピアス、遅刻や欠席が異常に多い生徒は、学力検査が良くても不合格になっている例が多くみられる(面接のときだけちゃんとしていっても、お見通しなのだ)。心当たりがある子は、寒川または平塚工科などの同レベルの別の高校に変えたほうがよいだろう。受験可能内申は60~75、入試では160点ほどが合格の目安だ。

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