進学塾nend

Nend Community News 2023-1月号 電子版

      2023/09/11

「今月の言葉」

挨拶をしなさい愛されるから。時間を守りなさい信頼されるから。助けてと言いなさい助けてくれるから

───anonymous

トピック「優しくあるように」

笑福亭鶴瓶師匠が、後輩の芸人と街を歩いていたときのこと。道行く人がみな笑顔で「つるべちゃん」「つるべ」と声をかけてくる。子どもらが鶴瓶師匠の足元に抱きついてくるのを見て、後輩芸人が「師匠、すごいですね。なんでそんなにみんな声をかけてくるんですかね」と尋ねると、鶴瓶師匠いわく、「おれはな、若い頃からこうなりたい、みんなから気軽に声をかけられて親しまれるようになりたい思うて、ここを目指してきたんや。せやから今があるねん」

あけましておめでとうございます。
毎年私は年末に実家のある大阪に帰省し、元旦に京都の石清水八幡宮に初詣に行くのが恒例になっています。毎年神前で「子どもたちに優しく、正しく導けるよう、立派な人間になれますように」と祈願しています。実際にはまだまだ未熟者だと感じることが多いのです。

子どもたちは、大人の態度に非常に敏感です。大人である親や先生が不機嫌でぴりぴりしていると、子どもたちは落ち着かない不安定な気持ちで生活することになります。子どもたちは親や先生からしかられることを、私たち大人が想像する以上に心配しています。たとえそれがしかったというほどのものでない、単に注意したにすぎないと感じるような声がけ(たとえば「宿題くらいちゃんと忘れずにやりなさいよ」など)であったとしても、子どもたちの心には目の粗いやすりでけずったような、ざらりとした嫌なあとが残るのです。当たり前に感じるでしょうか。私はこれに気づくまでずいぶん遠回りをした気がします。

最近、自己肯定感を持つことが大切だとよく言われています。人と比べることなく、他人の評価を気にすることなく、自分が自分を好きでいられることが自己肯定感です。これを持てないと、常に他人と比べて自分が劣っているように感じ、その劣等感を埋めるために他人の「いいね」という評価を欲する自己承認欲求ばかりが肥大する現代の病に陥ってしまいます。

子どもたちの前で常に優しく、気分が安定していて寛大であるということは子どもたちの自己肯定感を育てることにつながります。厳しくある必要はありません。厳しい人は世の中にあふれていますから。一番身近な大人である私たちが優しくあるように。今年もどうぞよろしくお願いします。

トピック「ねんちる」vol.179

自分で自分をほめてあげることはとても大切だ。
たとえ誰がほめてくれなくても、いい点数が取れたときは、(よし、わたしはえらい)と自分をほめてあげてほしいし、一生懸命勉強したあとは、(わたしは今日もやるべきことをやった)と自分を認めてあげてほしい。それが自己肯定感を育むことにもなるし、第一おとなになったら誰もほめてくれなくなるから、他人からほめられることを目的に努力していたら、それこそ大変なことになってしまう。

以前、うちの生徒が「いい点数とっても誰もほめてくれない」と愚痴をこぼしていた。誰もほめてくれなくても自分で自分をほめてあげなよ、だってがんばってるじゃん、というと、「自分で自分をほめるにも限度があるんだよ!何のためにがんばってるかわからない」と不満を爆発させていた。かわいそうだなと思ったものだ。

 - Nend Community News, 所感