Nend Community News 2021-3月号 電子版
「今月の言葉」
弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我をするんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。
───太宰治
トピック「2021年度入試結果報告」
茅ヶ崎北陵(1)、秦野(1)、藤沢西(2)、鶴嶺(2)、大磯(1)、伊勢原(4)、平塚学園(1)、相洋(スポーツ推薦1)
以上13名 おめでとうございます。
2021年度入試が終わりました。今年度入試はコロナ禍にあってお子さんはもちろん、スクールとしても大変苦労しました。その中で去年の入試の反省をふまえ、スクールとして色々な取り組みを行いました。昨年と大きく異なったのは以下の4点です。
1. プロジェクター導入による解説授業の効率化
2. 入試補助教材の全面改訂
3. 入試授業での演習量の増加
4. スクール外での模試の実施
1について、黒板に投影するプロジェクターを今年度新たに導入し、授業の板書時間を短縮することで、てきぱきと授業をすすめるなど効率化を果たしました。特にテストや模試の解説授業で子どもたちの理解に寄与しています。
2について、スクールの配布している入試用補助教材(板書ノート、年号・文法の下敷き)などを全面改訂し、内容を充実させました。
3について、授業の効率化により解説時間をコンパクトにできたことから、演習量を昨年に比べて1.5倍程度増加することができました。
4について、昨年度入試本番で緊張により力を発揮できなかったとの声を受けて、平塚駅前の「レンタホール湘南平塚」を借り、教育業界の知人の協力で、模擬試験および模擬面接を実施いたしました。お子さんに非常に好評だったことから、次年度も続けたいと思います。
入試問題については、社会の大幅な易化によりボーダーが昨年より15~20点上昇しているように思われます。詳しい分析は全県模試の伸学工房さんの分析を待って、4月の面談のときにお話しできればと思います。
今年度の入試を通して、お子さんがどれだけお母さまに信頼されているかということと、受験勉強下でどれだけ心の余裕を保てるかということ、この2点がとても大切だと感じました。
トピック「ねんちる」vol.157
3年生の最終授業が終わった。
最後の授業は子どもたちにエールを送り、涙で別れるのが常だろうけど、僕はそれが上手くできない。記念撮影も寄せ書きもいらない。あとで見返すとせつなくなるからだ。それにみんなの涙を受け止められるほど大人じゃない。最後はたわいもない話をして「じゃ、また」と言って終わりにしたいと思うのは別れから逃げていることになるのだろうか。
ななみんの愛称で知られる某坂道アイドルが卒業するとき「私は忘れられたい。現に忘れられつつある!」といって、その言葉がなぜか残っているんだけど、子どもたちが卒業しあとに、いつまでもこのスクールのことを懐かしく思い出し、「入試のときが一番がんばっていたよね」なんて言ってほしくない。成長するというのは、そのときまで大事にしていたものが不用になることなんだ。前へ。前へ。