進学塾nend

Nend Community News 2020-3月号 電子版

      2020/03/11

「今月の言葉」

真に反省できたら心は明るくなる。暗くなるのは後悔に過ぎない。

───anonymous

トピック「令和2年度神奈川県入試報告」

湘南(1)、YSFH(横浜サイエンスフロンティア)(1)、
平塚江南(1)、秦野(1)、国立東京高専(合格)、大磯(1) ほか全10名

今年はスクールとして積み重ねてきた成果が表れ、すばらしい進路を決めてくれたお子さんが多数いらっしゃいました。湘南高校と国立東京高専は3年ぶりの合格、YSFHはスクールとしては初で、どちらの高校も合格されたお子さんが通う中学校からは今年度唯一の合格者となっています。これもひとえにご支持をいただいている保護者のみなさまのおかげです。来年度も精一杯合格へと導いていきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。

◆◆◆

令和2年度の神奈川県入試が終わりました。
昨年度の入試では、数学と社会が難しく、特に数学は小問集合の問3(イ)、二次関数の(ウ)、空間図形の(ウ)、証明の(ウ)がいずれも高難度のものでした。そのため、偏差値の高い高校の受験生については平均点を大きく下げることとなりましたが、偏差値の比較的低い高校の受験生については平均点がほとんど変わらないという現象を起こしました。数学を苦手とする受験生はそもそも高難度の問題は解かずに、計算など基本的な部分しか解いていないからです。結果として数学の高難度の問題の正答率はわずか数%、はなから誰も解こうとはせず、上位陣のみが挑戦してなおかつ解けないという、入試問題としての意義を問われるものとなりました。
これらをふまえ、今年度の入試は

 1. 数学と社会の難度は下がるのか。
 2. 理科や国語など前年に平均点の高かった教科は難化するのか。

と、この2点が注目されていました。さて、実際の入試はどうだったでしょうか。

〈英語〉これまで同様の難度。長文では内容を読んであてはまる図を選ばせる問題が、これまでの問8に加え、問6にも。わずかに難度上昇か。
〈数学〉昨年のようないたずらに高難度の問題ではなく、やり方はわかっても手間ひまがかかる問題に変わった。小問集合などで楽に点数を取れる部分が減ったため、下位陣にとっては難化。上位陣にとっては易化。
〈国語〉これまでと変わらず。きびしい選択肢が減ったため、易化した模様。
〈理科〉特に難易度を下げる方向での変更はされていない模様。特集が「音」「電気分解」「感覚器官」「天体」と簡単な分野が多かったため平均点は大きく上昇か。
〈社会〉これまでの「地・歴・公民」の3段構成から、これらの知識を横断した問題が加わり、大設問の数が増加。単純暗記問題が減り、思考力を試される問題が増えた。わずかに易化したか。

 

トピック「ねんちる」vol.145

子どもの頃、数度引越しを経験した。ネットのない時代だから、仲の良い友人と離れることはそれきりの別れになることを意味したし、何度かそういうことを経験すると、別れるときの寂しさや悲しさをうまく表現することができず、ぶっきらぼうに、関心がないようにふるまうようになった。3月は進級進学の季節でスクールを卒業する子も多いのだけど、そういうときもやはりうまくエールを送ってあげることができず、ぎこちない雰囲気になってしまう。本当は、さみしい。

3年間スタッフとして社会を教えてくれたI君も春から社会人になる。2月をもってスクールを卒業となった。I君は優しすぎるのとこらえ性がないのが欠点で、妥協を許さない僕から叱られることも多かった。それでも子どもたちのために一生懸命がんばってくれた。本当にありがとう。

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