進学塾nend

Nend Commnuity News 2019-3月号 電子版

   

「今月の言葉」

何をやってもうまくいかない人間は、不必要なことを多くやる人間である。

─── アメリカで最も車を売ったセールスマンの言葉

トピック「2018年度入試結果報告」

平塚江南高校1名 茅ヶ崎北陵高校1名 大磯高校2名 藤沢西高校1名 藤沢清流高校1名 伊勢原高校1名 高浜高校1名 茅ヶ崎西浜高校1名 平塚商業高校1名 相洋高校1名

今年度も昨年同様よい進学実績を上げることができました。ひとえにご家庭のご支援の賜物だと思います。あらためて皆様に御礼申し上げます。今年度は残念ながら第一志望に届かなかったお子さんもいらっしゃいました。指導の仕方はどうだったか、適切なアドバイスができたか、今一度初心に立ち返って猛省し、来年度に向けて精進してまいります。

2019年度神奈川県入試がさる2月14日に行われました。42,810人の募集定員に対して50,485人が受験し、実質競争倍率は1.18倍(前年度1.19倍)となりました。
神奈川県は5教科の平均点を50点程度に抑えることを目標としており、昨年度(2018年度)、平均点が56点であった英語と数学、66点の国語はやや難易度が上昇する方向で、平均点が45点の理科、41点の社会はやや難易度が下降する方向で調整が入るとみられていました。
さて本年度はどうだったのでしょうか。

〈英語〉適語・並べ替えは単なる文法ではなく、語いや英語表現上のルールを問う問題が増えた印象。論説文は地産地消に関するもので、字数が多く、注釈も多いため読みづらい。また会話文はハザードマップに関するもので、会話から正しい図を選ぶ問題などセンター試験を思わせる内容。昨年と比べてやや難。

〈国語〉全体的な難易度に大きな変化はない。物語文は選択肢が若干あいまいで、解釈に幅があるため選びづらく、ここで難易度を高めているものと思われる。論説文はやや易。資料から条件作文を書くものは、対話の中で正答に触れているため、落ち着いて読み解くことが大事。昨年に比べてやや易。

〈数学〉昨年に比べて難易度が大幅上昇。二次関数の(イ)は中堅校受験者レベルではまず座標が出ない。確率はルールの把握からサイコロ表作成に非常に手間がかかる。問3(イ)(平面図形の面積比)、二次関数の(ウ)(同じ面積になるように座標を定める)、空間図形の(ウ)(最短距離問題・ただし要作図)、証明の(ウ)(線分の長さ・三角形の頂点から下ろした垂線を三平方の方程式で求めるもの)はおのおの難問で、これらを時間内に解ききるのは不可能。なぜこのようなつくりにしたのか大いに疑問が残る。

〈理科〉頻出かつ基本論点で、問題を読まなくても解けるレベルの中に、思考力を試す問題が時折現れる。今年度は「浮力」「硫化鉄」「だ液の実験」「南中高度」をピックアップ。昨年に比べてやや易。

〈社会〉地理は日々変化する世界の様子をふまえ、教科書レベルではない、より新しい内容が問われている。歴史は資料からその出来事を判断し、内容を正しく答える問題が多い。例を挙げると、墾田永年私財法や建武の新政、天保の薪水給与令、ワシントン条約がそれとは明記されず、資料から判断するかたちで出題された。単なる年号暗記で対処できないものが増加。公民は検察審査会や気候変動枠組条約など、過去に問われたことのないものが多く、昨年に比べさらに難化した。

 

トピック「ねんちる」vol.133

僕がこの仕事をして間もない頃。
その年の高校入試の学力試験が終わり、当日塾に生徒を集めて自己採点をしてもらった。Sちゃんは5教科合計で100点に満たず、大泣きしていた。いろんな先生が一生懸命そばで慰める中、当時の塾長は「まぁ、受かるでしょ」とおだやかな笑みを浮かべているだけだった。
はたして合格発表の日、Sちゃんは見事に合格した。
僕は塾長に「本当に受かると思っていましたか」と尋ねると、彼は言った。
「まぁ。なんとなくね」

当時の合格基準からすればSちゃんははるかに及ばなかったはずだ。この根拠のない「受かるでしょ」は、僕にはいい加減にすら聞こえたものだけど、Sちゃん本人はずいぶん救われたに違いない。
そして僕自身、上に立つものは動じたりせず、余裕を持つことが大切だということも学んだ気がした。

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