進学塾nend

Nend Commnuity News 2018-10月号 電子版

   

「今月の言葉」

”適切な時”とか”完璧な機会”なんてものはない。一か八かの掛けをしないなら、チャンスなど一つもない。

─── Anonymous

トピック「書を捨て、町にでよう」

〈馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない〉という外国のことわざがあります。親がどれだけ勉強の環境を整えても、子どもが勉強に興味を持たなければ、みにつけさせることはできません。
子どもに勉強の面白さを説くこと(例えば星の世界の広大さは誰しも興味を持つ分野のひとつです)もよいでしょう。少なくとも親が興味を持っていて楽しそうに子どもに伝えるのであれば子どもも関心を持つはずです。しかし、英語や数学の楽しさについては、伝えることが難しいのではないでしょうか。子どもにとって勉強は自分とは縁遠い、役に立たない知識だと感じているのかもしれません。
勉強は実践の場がなければ、ゲームの説明書を暗記しているようなものです。実際にゲームを遊んでみなければその面白さは決して分かりようがありません。テストというのはスコアを競うという点である意味バーチャルな実践の場であり、これに興味を持たせることもまた大切ですが、よりリアルな実践の場があることが望ましいでしょう。どのようにして実践の場を設ければよいのでしょうか。

英語については、やはり海外旅行に出かけるのが一番です。実際に生きた英語に触れると、英語を学ぶ面白さに気づかされます。英会話スクールを利用するのも一つの方法です。また、英語のみで書かれた本(英語のスキルごとに分かれた「ラダーシリーズ」がよい教材です)を読みきることは、大きな自信にもなります。英語は世界言語であり、英語が分かると得られる情報量が一気に増えますので、まずライティングよりもリーディングに力を入れて勉強するといいでしょう。
社会については旅行に行くことが最上の勉強になります。行く先々の土地の人間はその土地の風土や歴史に詳しいため、お店や宿の人、ガイドの方に話を聞くことは大人である私たちにとっても非常にためになります。またローカルフードはその土地の名産品を使っていることが多く、食育の名のとおり、食べることを通じて多くのことを学ぶことができます。

これらは一つの例ですが、子どもが勉強の成果を試す実践の場というのは実生活の中にあります。子どもの勉強への興味を最大限に引き出すためには、子どもに勉強を強いるだけではなく、子どもとどのように時間を過ごすかということが大切なのです。

トピック「ねんちる」vol.128

塾に入って急激に成績が伸びる、なんてことがあるかといえば、確かにある。その子たちに共通するのは今まで塾に通ったことがなく、自分ひとりで勉強してきたということだ。塾に通ったことがないため、勉強の仕方が分からず、伸び悩んでいたともいえるし、一人で考えて勉強するという下地があったからともいえる。
小学校ではのんびりやっていたのに、中学校に入って急激に伸びる子もいる。意外にも、社会や国語が得意な子のほうが中学生になってからの成績が伸びる傾向がある。社会や国語の知識量は、内からの探求心の表れだからだ。また、本をよく読む子は語彙が豊富であり、これが脳のシナプスの多さ=考える視点の多さにつながる。
成績が伸び悩む子はただ塾に通わされているだけの子だ。学びたいという意思のないところに成果は望むべくも無い。

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