進学塾nend

Nend Commnuity News 2018-1月号 電子版

   

「今月の言葉」

今年もまたご一緒に九億四千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう。
これは地球が太陽のまわりを一周する距離です。
速度は秒速29.7キロメートルのマッハ93。安全です。
他の乗客たちがごたごたをおこさないよう祈りましょう。

─── 星新一

トピック「考える人になるために」

子どもたちに授業内に問題を解いてもらうとき、わずかな時間でも一生懸命考えてくれる子もいれば、ただ時間が過ぎるのを待つだけの子もいる。
授業で何度となく「答えを写すだけでは勉強にならないぞ。間違ってもいいから自分で考えろ」と言うけれど、あきらかに考えている様子ではなくて、ただ困ったような顔をして、問題を見つめているだけなのである。しっかりと考える子が、まるで海の向こうに果敢に泳ぎ出していくようであるのに対し、考えない子は波打ち際をいつまでたっても離れようとはしないのだ。

これはどういうことだろう、と考えた結果、ひょっとしたら考えていない子は考えるということがわからないのかもしれないという可能性に思いいたった。

考えて、答えを得る。簡単なようだけれど、これには慣れが必要だ。何かしら問題に直面したとき、自分で考えるよりも、他人に指示を仰ぐほうが楽である。子どもであればなおさら、親に尋ねたほうが早いだろうし、自分の判断でことをなしたときには、叱られるというのもあるかもしれない。
学校だって塾だって、本来なら子どもにしっかりと考えさせたいけれど、子どもは千差万別、全員が考えるのを待ってあげられるゆとりもない。だからある程度の時間を与えたら、答えや解法を提示しなければならない。すると子どもにとってみれば、それらが出てくるまで待っていたほうが楽なのである。

考えるということは、自分で判断するということだ。自分で何かを決め、自分で判断を下す。自分で考えない子は、いわゆる指示待ち人間である。自分の目標を持っておらず、他人の指示に従って動いているだけである。いつまでも波打ち際を離れられないのは当然だ。
自分の目標を持つと、人は考えなければならなくなる。自分の目標は、決して他人と同じにはならないため、誰も指示を出すことができない。だから、考える人間になるためには、自分の目標をもったほうがよい。「英語の成績を5にする」という目標を立てたとしたら、これまでと同じような勉強はもうできないはずだ。

自分で考えることができるようになると、世界が広がる。波打ち際を離れて沖に行くのだ。どこへ行くかは自分次第。自分で考えればよい。

 

トピック「ねんちる」vol.119

人はよくわからないものを恐れ、避ける。田舎の人間がよそ者を避けるといわれるのもこのためだ。だから自分がどんな人間か相手に知ってもらうために、あいさつは大切だといえる。何だかよくわからない人間は嫌われ、時には攻撃されることがある。人に嫌われたくないからと、何も話さない人間は、人から嫌われる。よくわからない不気味なやつだと思われるからだ。

「世の中の人間のうち、2割の人はあなたが何をしようと、あなたのことを嫌う。6割の人はあなたに興味がない。残る2割の人は、あなたが何をしようとあなたのことを好いてくれる」パナソニックの創業者、松下幸之助の言葉だそうだ。
人から嫌われないようにと自分を押し殺すよりは、自分を出して理解してもらったうえで嫌われるほうがましだ。いずれにしてもあなたを好きでいる人はいる。

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