進学塾nend

Nend Commnuity News 2017-9月号 電子版

   

「今月の言葉」

“あしたっていまさッ!

────明日からやるよ、と何事にも消極的で臆病だった少年の言葉

トピック「How to Study」

理科や社会などの暗記系科目に多いのですが、教科書や問題集の用語チェックのページを見ながら、一つひとつ問題の空らんを埋めていく勉強をする子がいます。
わからない問題を空らんのままにしておくことができず(またはそれがよくないことだと思っていて)書いているのでしょう。あるいはまだ問題を解くほど十分に覚えていないというかもしれません。
しかし、これらは効果的な勉強とはいえません。なぜでしょうか。

勉強というのは「できないところをできるようにする」というのが基本です。
(次の段階として「考えてできるものを、考えなくともできるようにする」というのがありますが、今回はまず基本を押さえましょう)
しかし「あなたのわからないところは何ですか」という問いにすぐに答えられる人はいません。
(もし「わたしのわからないところは、これこれの単元のどこそこの部分です」と即答できるのであれば、それはもうすでに「わかっている」のです)
だから勉強するにはまず、「自分のわからないところがどこか調べる」という作業が必要になります。それが「問題を解く」という作業です。

これをふまえて、勉強とはおよそ次の流れになります。

①まず問題を解く。
②わからないところは飛ばす。あやふやなところは印をつけておく。
③丸つけをして、間違えたところ、答えられなかったところをチェックする(ここが「自分のわからないところ」である)
④答えの解説や教科書、問題集のまとめページなどを見て、出来なかった問題を調べなおし、納得する(これが大事)

①~④を一通り終えたあとは、必ず「2回目」を行います。人によって「3回目」「4回目」が必要な子もいるでしょう。何度か繰り返しながら、わかっているようで間違う問題、類似する問題や、いつもと問われ方の違う問題(その意味から用語を答えるのか、用語からその意味を答えるのかでは難易度がずいぶんと違います)を自分のアタマで整理してまとめていきます。これを「ブラッシュアップ(磨き上げ)」といいます。

学力が十分でない子は、勉強の第一段階である「問題を解く」を行っていないことが多いのです。
もちろん冒頭の例でも、空らんを埋め終えたあとにもう一度「問題を解」けばいいのですが、ほとんどの子が空らんを埋めた段階で勉強を終えてしまっているのです(夏休みの課題で答えを写しておしまいにするのと同じですね)。

勉強についてはたびたび授業で言っていますが、今回はあえて文字に起こしてみました。勉強は意識を変えるだけで確実にできるようになります。がんばってください。

 

トピック「ねんちる」vol.115

うちのスクールに通っていたMちゃんが先日結婚したという。もう7~8年くらい前の生徒だ。Mちゃんが中学1年生で初めてスクールに通い始めたとき、「分数の通分のしかたが初めてわかった」というくらいに勉強が苦手な子だった。それでも持ち前の愛嬌の良さとノー天気な性格で、人生を楽しく渡ってきたように思う。
高校生になってからはスクールを辞めたけど、高校3年生になって再び「AO入試を手伝って欲しい」と言われ、ニコニコしてまったく動こうとしないMちゃんの代わりに一生懸命AO課題を書き上げたことを思い出す。
以前送迎に使っていた車はサンルーフがあったのだが、中学生のMちゃんはそこからワンコのように顔を出して、夜風に髪をなびかせながら、気持ちよさそうに家まで帰っていたっけ。おめでとう、Mちゃん。

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