進学塾nend

Nend Commnuity News 2017-6月号 電子版

   

「今月の言葉」

“失敗などしたことがない。上手く行かないことがわかっただけだ”

────トーマス・エジソン

トピック「信頼される人間になるには」

成績をあげるためには、テストでいい点数をとるだけではなく、学校の授業態度などにも気を配る必要があるのは、以前からお話ししているとおりです。相対評価といえばその通りではあるけれど、先生の印象で恣意的に(ありていに言えば好き嫌いで)同じ点数でも成績3をつけられる子もいれば4をつけられる子もいるのです。「授業態度が悪いわけでもなく、ちゃんとしているつもりなのにイマイチ成績が悪い」という子は先生から信頼されていないのかもしれません。自分はきちんとしているつもりでも信頼されていないのはなぜでしょう。

信頼というのは「約束したこと」を守るのではなく、「約束していないこと」を守ることによってのみ得られます。
お母さま方にも覚えがあるでしょう。お子さんに「勉強しなさいよ」と言ってやっと勉強を始める、「お弁当箱を出しなさい」と言ってやっとカバンから出してくる。確かにお子さんは言えばやるかもしれませんし、言われたことはやっているかもしれません。でも言われるまでやらない。これでは信頼というのは培っていきませんね。

子どもの立場に返ってお話ししましょう。君がもし信頼を得ようと思ったら、「約束していないこと」を守るしかありません。
誰に何を言われたわけでもなく、チャイムが鳴る前に席に着いている。授業中はしっかり授業を聞く。誰に何を言われなくても先生や親の手伝いをし、率先して後片付けをする。スクールでも、学校でテスト範囲の紙が配られたら、何も言わずに持ってきてくれたり、ラインで送ってくれたりする子がいます。何人かの子がそうやって持ってきてくれて、結果として自分のしたことが必要なくなるかもしれません。それでもいつも準備してくれている。こういうお子さんが信頼できるお子さんです。「約束していないこと」を自分の意志で守っているのですから、「約束したこと」は必ず守ってくれるという信頼が生まれるのです。

友達同士であっても、「あの子は信頼できる子だ」というのがあると思います。そういった子のふるまいを改めて見てみると、思い当たることがあるでしょう。何か特別なことをしているわけでもないのに「信頼できる」と感じるのは、その子が自分で決めたささいなルールを誰にもいわずにきちんと守っているからなのです。

トピック「ねんちる」vol.112

3月にスタッフのF君が大学の卒業と同時にスクールを卒業することになった。
F君は中学2年生から高校3年生までスクールに通ってくれたもと生徒。中学、高校と野球部のキャプテンを務めるバリバリのスポーツマンながら勉強との両立をがんばってくれた。高校三年生で進路を決めるときに「体育の先生になりたい」と一念発起し、日体大を受験。一般入試までもつれこんだけれど、見事合格を勝ち取った。そんなF君だから、ぜひスタッフとして迎え入れたいと口説きたおしたのだ。
大学への進学後は、子どもたちを優しく指導するだけでなく、講習内容の立案や、授業の補助教材の作成など、色々なアイデアを出して助けてくれた。
残念ながらこの春からすぐに正規の教員として働くことは叶わなかったようだけど、次の春にはどこかの高校にいるという。
思いのほか長い付き合いになった縁に感謝しつつ、F君の将来に幸多からんことを祈っています。

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