進学塾nend

Nend Commnuity News 2016-8月号 電子版

      2016/08/06

「今月の言葉」

「Fake it till you make it.(なりたい自分の姿があるのなら、すでになったつもりで行動しなさい)」

────外国のことわざ

トピック「家庭で勉強を教えるときには」

家庭で子どもの勉強を見てあげることが、お母さま方にもおありでしょう。特にお子さんが小さいうちは気になるものです。家庭でお子さんの勉強をみる場合には次の点に注意してください。

・教えすぎない
・やらせすぎない
・心配しすぎない

子どもに教えるときには、ついつい教えすぎてしまいがちです。
たとえば、”1/2+1/5=”のような分数の足し算を教えるのに、「分数とはなにか(=”2分の1っていうのは、1を2個に分けたうちの1つ分をあらわす数”など)」から教えたくなってしまいます。
確かにそういった理屈は大切ですが、勉強につまづいている子どもが求めているのは、「どうしてそうなるのか」という理屈ではなく、「どうやって解くのか」というテクニックです。ですから、あまりに長々と理屈から教えてしまうと、余計に子どもたちは混乱してしまいます。
「せっかく教えてあげているのに、理解してくれない」といった場合、教えすぎていることが原因なのです。

先ほどの分数の足し算の例で言えば、「1/2と1/5を足すときは、1/2は分母・分子に5をかけて5/10、1/5は分母・分子に2をかけて2/10にして、分子だけを足すんだよ」のように、簡単にやり方を教えてあげましょう。もちろんこのときに、一緒にやってみせてあげることが大切です。家で勉強を見てあげるときには、一緒に計算して見せ、漢字の練習なら一緒に書いてあげましょう。
また、「うちの子は何度言ってもわからない」ということもあるでしょう。しかし「何度言ったらわかるのか」に対する統計的な答えは「50回」だそうです。気長に教えてあげてください。

ここで、子どもがある程度理解してくれると、教えがいがあるといって、あれもこれもと口を出したくなります。ときにはみずから課題を押しつけるなどする親もいますが、これは逆効果です。勉強は子どもたちのものです。親が子どもの勉強に介入しすぎてはいけません。

そして最後に、心配しすぎないことです。たった1つの単元でテストの出来が悪くても、ことさらに取り上げて大騒ぎし、ドリルを購入して子どもに無理にやらせるなどする必要はありません。親が心配しすぎることで、子どもは自分がダメだと思い込んでしまうことがあるからです。
ただ、注意深く見守って、ちゃんと理解しているか、完全にわからなくなっていないかを観察してあげるようにしてください。

トピック「ねんちる」vol.102

僕がこの仕事をはじめて20年になる。
大阪から出てきたばかりの僕は、なけなしのお金で座間の高台に家を借りた。テレビもなく友だちもなく、小田急線を眼下に見ながらギターばかり弾いて暮らしていた。
授業はめちゃくちゃで分かりづらかっただろう。もともと根無し草の僕を、職場の先生たちは、いつ辞めるかと心配していたらしい。でもそんなことはちらとも脳裏を横切らなかった。子どもたちといる時間は楽しかったし、責任感なんてこれっぽっちもなかった。
中1のK君が、そんな僕を心配して、液晶テレビを貸してくれたり、ゲームボーイで出たばかりの最新ソフト「ポケットモンスター緑」をゲーム機ごと貸してくれたりした。K君は勉強が得意ではなかったけれど、僕になついて一生懸命ついてきてくれた。けれど僕が先生らしい自覚や責任感、そして子どもたちの成績をあげようという情熱をもつにはまだ時間がかかった。
今流行のポケモンGOに触れて、ふとK君のことを懐かしく思い出した。

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