進学塾nend

Nend Commnuity News 2016-4月号 電子版

   

「今月の言葉」

暗闇に影はできない

―― 若月佑美(乃木坂46)

トピック「成績アップの秘訣」

前にここに書いたことがありますが、某個別指導塾のCMで「YDK(やればできる子)」というのがあります。お母さま方と面談させていただくと、「うちの子はやればできる子なんですが」との声もたまに聞かれます。そういうとき私はお母さまにこうお話ししています。「やればできる子ではありません。やらなくてできない子です」
子ども自身、ただだらしなくていつまでもやらないだけであり、あるいはやってもできないという現実を直視したくなくて「自分はやればできるんだ」というふうに思い込みたがっているだけなのです。子どもも親も思いたがっている「やればできる子」は存在せず、ただぐずぐずと言い訳を繰り返し、変わらない「やらなくてできない子ども」がそこにいるだけなのです。それを認めないと先へすすめません。ですから、初めてCMで「YDK」なんて見たときはびっくりしました。私にとっては遠まわしにただ悪口を言っているようにしか聞こえなかったからです。
同じように、「やる気スイッチ」なんてCMもあります。やる気というのは突然起こったり、起こされたりするものと思いがちですが、そうではありません。たまに沸いてくる「やる気」は「やる気」ではありません。それは「気まぐれ」です。
お母さまが食事の準備や掃除をされるのに、「やる気」を出しているでしょうか。もちろんいいえです。やる必要があることに「やる気」は必要ありません。勉強は子どもにとってやる必要があることです。もちろん子どもにとっては楽しくないことですから、「やる気」を中心に行動を決めると「やる気がでないからやらない」となってしまいがちです。
つまり「やる気を出そうとする」のではなく、「やるべきことを日々の暮らしの中にリズムとして取り込む」ことが大切なのです。
たとえば「夕食のあとはテレビを消して、かならず45分間勉強する」などのように、決めてしまうのです。そして決めたことであれば、たとえ家に帰るのがいつもより遅くなったとしても、両親が出かけていたりするような場合であっても必ず守るのです。
勉強の組み込まれた生活のリズムを正しく保つこと。それが成績アップの秘訣なのです。

トピック「ねんちる」vol.98

「この成績ではどこの高校にも入れません」学校の先生もこの言葉を言わなければならないとしたら、相当心を鬼にして言っているのでしょう(たまに何も考えず軽々しく口にする先生もいますが)。
これを言われるお子さんは2パターンいます。1つは、授業態度や提出物が悪く、まじめに進路を考えていない子。もう1つは、学力が著しく不足して、入試の突破が困難であろう子です。
後者の場合、危機感を感じて一生懸命勉強してくれる子が多いように思います。僕の教え子でも過去に学校の先生からこのように告げられた子がいます。「普通科は絶対無理」「T高校なんて100%無理」そんなことを聞くと、僕もがぜん腹が立ってきて、「絶対見返してやろうぜ」と子どもと一緒に猛勉強。こういうとき子どもも燃えるみたいです。でも気をつけてください。信頼する親からこういうことを言われると本人もショックを受けてしまいます。いつの世も学校の先生のような憎まれ役が必要なのです。

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