進学塾nend

Please please me!

   

自分を低く評価している人を高く評価する人はいない。
(アンソニー・トロロープ 小説家)

僕が子どものころ、母親は僕にこう言った。
「おまえは、兵士になれば大将になるよ……」
その代わり、僕は画家となり、ついにピカソとなった。
(パブロ・ピカソ 画家)

子どもは、他人からほめられたくて勉強している。
親や先生にほめられたり、友達にスゲーといわれるため、それだけのために勉強しているといっていい。おこられたりしかられたりするために勉強する、なんてのは遅かれ早かれダメになる。
でも親の立場からすると、ほめるのはいつだって難しい。せっかくいい点をとってきても、たまたまかもしれない、もともとが悪いのだからやっと人並みになっただけ。
「こんなの、全然フツーなんだから!(…で、でも少しはほめてやってもいいかも)」なんてツンデレな態度は子どもには届かないもので、そりゃ子どもだってやる気をなくすもの。

子どもは他人からほめられたくて勉強している。
でも、その気持ちはかなわないことのほうが多いのだ。だから、自分で自分をほめてあげよう。これは勉強を続けていく上でとても大事なことである。
「よしっ、オッケー。できた。オレって天才」
「マル、マル、マルっと。すごい、全部できた!天才かも!」
「うおー、一問間違えた!ちくしょう。しかし一度間違えたことは二度と間違えない!」
はたから見ているとバカみたいだけど、自分のことをほめてあげるのはとても元気がでる。勉強に対するモチベーションがあがる。何より自己肯定感に結びつく。自分が好きになる。おこったり、しかったりはほっといても他人がしてくれる。

こういうことは将来必ず必要になる。勉強を通して自分をほめることを覚えておいたほうがいい。

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