進学塾nend

話せる数学

      2015/03/02

進学塾nendのこのサイトは、僕がWordPressを使って作っています。

以前、趣味でほんの少しだけHTMLとCSS(前者はサイトを作るためのプログラム、後者はサイトの色や体裁を整えるためのもの)を勉強してたことがあるのだけど、それでも初心者と言っていい僕がこれほど簡単にサイトを作れるなんて。WordPress。すげぇな。オレがすげぇのか…。

何かを学ぶときに言語を知らないというのはとても大変なことで、たとえばプログラミング言語は一般の人々にとって、外国語と同じくらいわけわからないものです。

これが、中高生の英語はもとより、実は数学でも同じことがいえるのです。
たとえば、こんな問題。

(問)xについての方程式 ax+5=4x-1 の解が3のとき、aの値を求めよ。

これは中学1年生の問題ですが、これってわからない人には、外国語と同じように意味がわかりませんよね。

で、ネタばらし。「解が3」と書いてあったら、「xに3を代入しなさい」という意味なのです。

a×(3)+5=4×(3)-1
3a+5=12-1
3a=6
a=2

じゃあ、最初から「ax+5=4x-1 のxに3を代入して、解きなさい」と書いてくれていたらわかるのに!ってな話ですが、数学はこのように《数学語》で書かれているんですね。

他にも、

「1平方メートルあたりの、穀物の収穫量(t)を求めよ《数学語》」
→「穀物の収穫量(t)を、平方メートルで割り算しなさい《日本語》」

「点P(3,-5)が直線2x+3y=aを満たすとき、aの値を求めよ《数学語》」
→「点Pの座標であるx=3, y=-5を直線の式に代入しなさい《日本語》」

など、日本語に訳せないと何をしたらいいかわからないものも多く、特に高校数学はそれが顕著です。
(僕は《数学語》と言っていますが、《セオリー》と言い換えてもいいですね。有名な高校数学の参考書『チャート式』では、《チャート》という用語を使っています。)

難しい?そうですね。ここに書くと難しく見えるのですが、《数学語》は言語なので、ある程度身につければ、相手が(問題製作者が)何を言おうとしているのか(何をさせたいか)がわかるようになってきます。

僕の生徒が少しずつ《数学語》が話せるようになっていくのを見るのは、僕にとってとても楽しいことなのです。あなたも《数学語》を話せるようになってみませんか?

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